合いコトバは「せっせせーのよいよいよい」そこから始まる手あそび

「せっせーせのよいよいよい」子どもの頃、だれでも一度はそう声を合わせて遊んだことがあるのではないでしょうか。

基本的な動作では、向かい合わせになったふたりが手をつなぎ、「せっせーせ」と軽く揺らす。元気な子どもはわざと大きく強く相手の手を振り回してゲラゲラ笑ったりします。

次の「よいよいよい」では、つないだ手を離さぬままクロスします。先ほど季節の手あそびでご紹介した「茶摘み」も、この「せっせーせ」から始まることが多いです。

ここでは、まず最初に「アルプスいちまんじゃく」をご紹介してみたいと思います。

原曲はアメリカ民謡の「ヤンキードゥードゥル」。独立戦争の頃から愛唱歌としてうたわれていた歴史のある楽曲です。

日本では、「ヤンキードゥードゥル」の和訳で歌われたほか、高校野球の応援歌としてもつかわれている人気曲。でも、いちばん有名なのはやっぱり手あそびうたの「アルプスいちまんじゃく」のようですね。

歌詞はなんと、29番(!)まであるのですが、有名なのは1番のアルペン踊り、2番の富士登山、ちょうちょがとんできてキスをする4番、星のランプに手が届く、ロマンチックな6番あたりですね。

全部通しで読むと、この方、ロマンチストであるだけでなく、たいへん勇敢な冒険家。だいたいがとこ、1番の「小槍(こやり)」(槍ヶ岳)の上でアルペン踊りを踊るのすら、常人にはマネすべきでないたいへん危険な行為であることからも伺えます。

さて、与太話はこのへんにして、では実際に「アルプスいちまんじゃく」の手あそびをやってみましょう。

1番の歌詞をご紹介しますね。

「アルプスいちまんじゃく こやりのうえで アルペンおどりを さあおどりましょ ラーンラランラ ランランランラン ラーンラランランランランラン ラーンラランラ ランランランラン ランランランランラー」

要領としては最初は茶積みと同じ。まず、自分の前で拍手、右を合わせる、拍手、左を合わせる、拍手をはんで、次に、お互いの両手を合わせます。拍手を挟んで、お祈りの要領で指を重ねたまま、その手を開いて、お互いのてのひらをあわせます。また拍手をはさんで、右手、左手、拍手、両手、指先を組み合わせたてのひら…、と繰り返します。

繰り返しなので、一度覚えてしまえばカンタンなのですが、「茶摘み」から考えるとふたつ、あたらしい動作が入るので小さな子どもには少し難しいかもしれません。

「茶摘み」の手あそびでも楽しく遊べますので、まずは「アルプスいちまんじゃく」のうただけを覚えて、「茶摘み」の手あそびでやって、少しずつ「アルプスいちまんじゃく」の手あそびのやり方を覚えていくとよいと思います。

次にご紹介するのは、「みかんの花咲く丘」。こちらはさらに難しい仕上がりになっています。

こちらは三拍子のメロディになっているので、目の前で拍手、相手の手と合わせる前に、手の甲同士を合わせるという優雅な仕草が入り、ワルツのムードを醸し出しているのがすばらしいと思います。

作詞者がきちんと判明しているのでこちらの歌詞は掲載しません。動画サイトなどを検索すると詳しい遊び方が出てきますので、参照してみてください。