専門家や教育熱心な保護者たちの間では、「スマホ育児」、すなわち、スマートフォンの幼児用アプリや、子ども向け動画の視聴などで子どもを静かにさせることはタブー視される傾向にあります。
健全育成の観点からすれば、今までの歴史・文化上に現れた、子どもや若者の興味をひくような目新しいものはすべてバッシングの対象になってきました。
昨今、日本では「本を読まない学生」が有識者たちの嘆きの対象となっていますが、長らく小説というものは、「事実と異なる妄想上の与太話」「はしたないもの」などと今の有害図書並みの不名誉なレッテルを貼られていたことをご存じでしょうか。
テレビが家庭に普及した頃はテレビ漬けの子どもたちが、週刊マンガがブームになれば、マンガの影響を心配する親たちが、携帯用カセットプレーヤーなどが世にはじめた頃は「ヘッドフォンで音楽を聴く若者」が顰蹙の的に…。
いつの時代も大人たちは、「子どもがバカになる」と文明の利器や流行グッズを否定しつづけてきたのです。
そして現在、公共スペースに子連れで出かけたときや、忙しい家事の合間に、スマホを“子守”として活用するママたちは大勢いると思います。さて、スマホ育児は本当に子どもの脳の発育を妨げるものなのでしょうか。
私は、情報ツール、音楽プレーヤーとしてのスマホ活用はまったく否定していません。こんなに便利なものはないなあ、と日頃から自分自身でも大いに活用しています。
しかし、次のふたつの理由では、スマホ使用を少しだけ控えてみて欲しい、と提案しています。
1. 双方向メディアでないこと。
テレビの幼児番組や、教育関連企業が作成するDVDなどもそうなのですが、あれは子どもに話しかけているようであっても、ただそのフリをしているにすぎないモノローグなのです。
画面の向こうに実際、人がいて、リアルタイムで応対してくれるようなアプリも昨今開発されてきてはいますが、それでも、目の前に本当に人がいて、喋り方、些細な仕草、雑音、匂い、感触…、五感をフル活用してのコミュニケーションには及ぶべくもありません。
五感をつかって情報を得て、その情報を脳で判断すること。これは脳のはたらきを活性化させるために極めて理想的な状況です。
そして、指先をどんどんつかうこと。タブレットやスマホのスイッチをスライドさせる、それだけの動作では脳のよりよい発育は残念ながら、あまり望めません。絵本を繰る、それだけの簡単な動作でもただスライドさせるだけの指先の動作より、はるかに脳のはたらきを活性化させる効果が期待できます。
今まで、こちらのブログで20種類以上の手あそびを知っていただいたみなさまには、手あそびで指先を積極的に動かすことが、どれだけ子どもたちの脳の発達に貢献するか、きっとご理解いただけると思います。
スマホやパソコンでこちらのブログをじっくりとご覧になったあとは、一度電源を切り、ぜひ、実際に子どもたちと手あそびを楽しんでみて下さいね!
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