お手々でなんでもつくれるよ!眠れない夜は楽しい影絵手遊びタイム

計画停電が実施されていた頃、暗闇の中、親子で「おてて絵本」という手あそびで楽しんだことをお伝えしました。

「おてて絵本」は暗闇限定のあそびではありませんが、これからご紹介する影絵は暗闇の中でないと成立しない手あそびです。

以前、プロの影絵劇団の公演を観に行ったことがあります。元となる絵は大人のてのひらサイズ程度の小さなものなのですが、ライトの当て方によって、巨大になったり、上下左右が反転してみえたり、くるくる回っているように見えたり…。

プロならではの工夫が随所にちりばめられ、影絵というものの可能性、表現力の多彩さに驚かされました。

私たちが家庭で楽しむ影絵はそこまで意趣を凝らしたものではないにせよ、楽しむためのアイデアはプロの方からもどんどん吸収できそうです。

実際、子どもというのは自身の興味をひいたことを即実践しようとするパワー、フットアークの軽さを持っていたりします。

本格的なものではなく、あくまで真似事の世界であっても、自分の近くになるものを代用して、それに近いものをつくりだす、そうした発想は生きるための大きな力にもなります。

あの日、同会場でともに影絵を見ていたらしい子どもたちが、公演終了後の夜の街で、ところどころに歩道や店舗の壁にところどころ照らし出された灯りの中、思い思いの影を映し出して楽しんだりしている姿が見られました。

さて、では私たちも子ども同様、自由な発想で影絵を楽しんでみることにいたしましょう!

まずは、簡単なキツネをつくってみましょう。中指、くすり指、親指を合わせ、ひとさし指とこ指を上にピンと立てれば完成。

親指と、ひとさし指・中指の間に爪楊枝などをはさむと、立派なおひげができます。食パンのなどが入った袋をしばるためのビニールコーティングされた針金をつかってみてもよいですね。

右手、左手の両方でキツネをつくり、口同士を合わせるようにしてくっつけると、中世の悪者がかぶるようなマスクができます。両手首にハンカチを結びつけるなどすれば、長いマントのように見え手面白いですよ。

すべての指先を合わせて、横にすると、トリの頭のような形ができます。クロスさせるようにもう片方の手を合わせ、開いている方の指先をひらひらと優雅に動かせば白鳥のできあがり。

さて、では、ここでスマホに登場してもらいましょう。無料音楽サイトを検索して、そこに集ったみんなが知っている音楽を流してみるのです。

みんなで白鳥を一体ずつつくり、音楽に合わせて動かしてみます。どうです?

サンサーンスの「動物の謝肉祭」の中の「白鳥」だったらいたって優雅に、バレエ音楽で有名なチャイコフスキー「白鳥の湖」のテーマ曲だったら、先ほどつくりかたをお教えしたマントつき悪魔を悪者ロッドバルトに見立てたら盛り上がるんじゃないでしょうか。

キツネだったらどんな音楽が合うでしょう? どんなストーリーを生み出すことができかしら? 「おてて絵本」のように自由発想で楽しむことができますね。

プロの影絵公演を一度でも観たことのある子なら、そこからヒントを得た発想が生まれるかもしれません。

「グーチョキパーでなにつくろう」で発案したものなども影絵にどんどん利用できそうですね!

暗闇の中、CDを探し出してかけるのは大変。スマホも手あそびの中でこんな使い方をするのだったら、非常に便利なアイテムですし、なにより想像力を育む手助けにもなっていると思うのです。