お寺の和尚さんは進化している!?70年代からミレニアムまで!

「せっせっせーのよいよいよい」からはじまる手あそびをいくつか紹介して参りました。これから紹介する「おてらのおしょうさん」という手あそびも、「せっせっせ」からはじまるものとしてポピュラーなのですが、あえて別項をもうけてみたのには意味があります。

この「おてらのおしょうさん」、じつは長い長いときを重ねて確実に進化していってるんです!

ではまず、私が子どもだった頃、70年代の「おてらのおしょうさん」の歌詞をご紹介したいと思います。

「おてらのおしょうさんが かぼちゃのたねをまきました めがでて ふくらんで はながさいて じゃんけんぽん!」

そうそう、これこれ! とここで納得されてしまったあなたは70歳代くらいではないでしょうか。つまり、ご自身のお子さんが70年代に幼児であったくらいの年代の方です。

お次は90年代のものです。

「おてらのおしょうさんが かぼちゃのたねをまきました めがでて ふくらんで はながさいたら かれちゃって にんぽうつかってそらとんで 東京タワーにぶつかって ぐるぐるぐるぐる じゃんけんぽん!」

ここでも相当ビックリしましたが、実はミレニアム超え(2000年度以降)でさらにすごいことに!

「おてらのおしょうさんが かぼちゃのたねをまきました めがでて ふくらんで はながさいたら かれちゃって にんぽうつかってそらとんで 東京タワーにぶつかって 救急車にはこばれて おまわりさんにおこられて ぐるぐるぐるぐる じゃんけんぽん!」

おおお! エピソードがより具体的になっている。東京タワーにぶつかった時点で擬人化?かぼちゃの花らしきものはそらくケガをして救急搬送されたのでしょうか…。そのあと、なぜおまわりさんに怒られたのか。重症人なのに。忍法なんかつかったからか?…謎は深まります。ぜひ後日談求む!

動作としては、まず自分の手を叩くこと、次にお互いに自分の右手を上に向けて広げた相手の左手に重ねることを「おてらのおしょうさんが かぼちゃのたねをまきました」までリズミカルに繰り返す。

「芽が出て」で、仏教式のお祈りのポーズ、「ふくらんで」でその形をふくらます、「はながさいたら」で合わせていた指先を離し、花のかたちをつくる。「枯れちゃって」で指先同士を合わせて内側に巻き込み、枯れた花のかたちをつくる。「にんぽうつかって」で忍術のポーズ。

…そこからはストーリーに合わせて楽しくゼスチャーする感じです。

同じように、ストーリー性があって、最後はじゃんけんでしめくくるものとして、「げんこつやまのたぬきさん」という手あそびがあるのですが、こちらはリサーチしたところ、「せっせっせ」から始まらない、という意見が大多数でした。歌詞をのせますね。

「げんこつやまのたぬきさん おっぱいのんで ねんねして だっこして おんぶして またあした」

動作としては、げんこつ山でげんこつをつくって交互に重ね、そのあとは歌詞に合わせたポーズをしていきます。

このようにストーリー性のある手あそびは、伝承されてきた大体のかなければならないルールはありません。

自由な発想で楽しいふりつけを考えて、お子さんとめいっぱい楽しんでみて下さい。