手指は仲良し5人家族!指先を動かすレッスンにもってこいの手遊び!

「おや指はおとうさん、ひとさし指はおかあさん、中指はおにいさん、くすり指はおねえさん、小指はあかちゃん」。幼い頃、そんなふうに教わった記憶がだれしもあるのではないでしょうか。

この見立てができると、バリエーションゆたかで高度な手あそびが展開できます。

まず、手の甲同士を合わせ、すべての指先を手のひら側の中に隠すようにして組み合わせます。お祈りするときのポーズの逆バージョン、といえばわかりやすいでしょうか。

組み合わせたままの手を相手の前にかざし、「みんなねてるか おきてるか」と尋ねます。

“ねてる”は、指先をすべて手のひら側にくっつけて開いた状態。“起きてる”は、手のひら側に寄せず、中央に立てた状態です。

尋ねられた相手は、“寝てる”は“起きてる”のいずれかを答えます。

…さあ実際にやってみましょう!左手ファミリー、右手ファミリーの全員が寝ている、あるいは起きている状態はつくりやすいのが分かりますね。

おかあさんたちや、おにいさんたち同士が起きている、その両方が起きているのもやりやすい。おとうさん同士、あかちゃん同士が起きていたり、片一方のファミリーだけが起きている状況をつくりだすのはとても困難です。

指先を合わせたあと、てのひらを自分の方に向けて、指先のセッティングをしてから質問をすると相手に答えがバレやすい。

ファミリーの中でだれを起こしてだれを眠らせるか考え、内側に隠されて見えない指先を感覚だけを頼りに、それを実行するのは非常に難易度が高いので、これはとてもいい指先の鍛錬、頭の体操になるんですよ。

お次はてのひら同士を内側に向け、親指同士、人差し指同士、中指同士、薬指同士、小指同士、それぞれお互いの指の先の方だけを合わせておきます。

「おとうさん、おとうさん、こんにちは。おかさん、おかあさん、こんにちは…」というように、呼称された指先だけ少し離してから、小さな拍手の要領で重ね合わせ“ごあいさつ”いたします。

次は、「あかちゃん、おにいさん、こんにちは。おねえさん、おかあさん、こんにちは」というように相手を替えて“ごあいさつ”。左右を交互に合わせると難易度があがります。呼びかけるタイミングを徐々に早くするなどすると盛り上がるでしょう。

また、“ごあいさつ”だけでなく、“ぐるぐる”と言いながら、同方向に重ね合わせた指先を回すのも楽しいです。交互にやるときは、あえて逆まわりにチャレンジしてみるのもいいですね。

つぎに紹介する手あそびうたは、5人家族を模したものではないのですが、小さな子どもがそれぞれの指の名前を覚えるのに役立ちますし、はじめに紹介した2つのものよりかなり易しいので入門編として遊んでみてください。

先ほどの“ごあいさつ”のように最初から手を合わせもよいですし、離れたところから合わせる形でもよいです。

小指から順に、くすり指、中指、ひとさし指、おや指をそれぞれ“ごあいさつ”の要領で呼称された指だけを合わせて行きます。

「こどもとこどもがけんかして くすりやさんがとめたけど なかなかなかなかとまらない ひとたちゃわらい おやたちゃおこる ぷんぷん」

ぷんぷんのところで膨らました頬を親指でつつく、などすると「プス」とユーモラスな音がしてより楽しめるかもしれません。