新緑の季節!ひとりでもふたりでも楽しめる“お茶”の手遊び2種

今回は季節の手あそびの中から、新緑の芽吹く頃、「新茶のおいしい季節」にぴったりの“お茶”をテーマにした手あそびを2つ、紹介します。

ひとつめは「ちゃつぼ」。ちゃつぼ(茶壺)は摘んで乾かしたお茶を保存するためのつぼのこと。今はもっぱら缶で保存しますね。

歌詞はこんな感じ。「ちゃ ちゃ つぼ ちゃつぼ ちゃつぼにゃ ふたがない そことって ふたにしろ」

「フタがないからって底をはずしてフタにしたら、持ち上げたとき、お茶がおっこっちゃうよ…!」なんて子どもはそんなふうにあげあしをとりながらも、この手あそびを楽しみます。

では実際にやってみましょう。まず、おや指とひとさし指をあわせてコップのような形をつくります。これは利き手じゃない方でつくった方がやりやすいです。利き手はジャンケンのパーの形でひらいたままです。

最初の「ちゃ」のときは、コップ型の手の上にフタのように載せます。次の「ちゃ」では、底にあてます。その底に当てた手を今度は、コップ型に早変わりさせ、「つ」の音のとき、さっきはコップだった方の手をパーにしてフタにします。「ぼ」でフタをはずして今度は底にします。

もう一回、フタだった手が、コップ型にチェンジ。次の「ちゃ」でさっきコップ型だった方の手をフタにします。「つ」でまた底に。今度は底だった手がまたコップに早変わり。「ぼ」で反対側の手がフタになります。

次の「ちゃ」でフタが底になり、次の「つ」はフタだった手がコップに反転。コップだった手が「ぼ、にゃ」でフタ、底となって、「ふた、が」で手が反転して、「ない」のとき、手が底にいっていますか?

…この繰り返しで、最後はフタがなくなって底になっています。分かったかな?

根気よくやれば、どんなぶきっちょさんでも必ず「モノ」になります。ポイントは「ふたがない」と「そこにしろ」なので、「ふたがない」とき、底に手がいっていって、「そこにしろ」のとき、フタがなくて底に手が行ってる状態であれば途中経過はどうであれ、一応OKです。

スピードアップすると、てんやわんやになって、とりあえず、ポイントだけ合わせる子ども続出。動体視力の高い、観察眼の鋭い子が「こいつインチキ〜!」などと騒いでたいへん盛り上がります。ぜひやってみてください。

さて、お次は、2人で楽しむ手あそび、「茶摘み」。「夏も近づく八十八夜…」の出だしで有名なうたです。格調高い歌詞で、さぞかしご高名な方が作詞されたのか、と思ったのですが、作詞者・作曲者ともに不明。これは文部省唱歌というカテゴリーで、著作権は国に帰属するようです。

いま、文部省唱歌など、作者不明の楽曲の、本来の作者を捜す研究も積極的になされているようですよ!

これは2人で手を合わせる手あそびの中でも入門編と言えますから、ぜひ幼いお子さんにも覚えて欲しいと思います。

基本動作は、一回目を拍手。この休符部分が2人の気持ちを通い合わせる間合いとなります。次に、右手同士を合わせ、一回拍手を挟んで、左手同士、拍手一回、右、拍手、左、拍手、右、左…、と繰り返します。

では次の歌詞の一拍分ずつに合わせてみましょう。

「ン(休符)・な・つ・も・ち・か・づ・く・は・ち・じゅ・う・は・ち・や・とん・とん・の・に・も・や・ま・に・も・えあ・か・ば・が・し・げ・る・とん・とん・あ・れ・に・み・え・る・は・ちゃ・つ・み・じゃ・な・い・か・とん・とん・あ・か・ね・だ・す・き・に・つ・げ・の・か・さ」

コトバの語尾をのんびり伸ばすようにうたうこと。区切ってうたうとお経のように聞こえるのでご注意を!